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末光健一選手は日本人で初めてボディビルの世界大会であるミスターユニバースで優勝した選手です。
1971年 ミスター日本優勝
1972年 ミスターユニバース優勝
トレーニングを開始後、わずか8ヶ月でミスター東京5位、1年でミスター日本13位、1年半でミスター東京優勝、4年でミスター日本優勝、5年でミスターユニバース優勝
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トレーニングを始めた当時ほとんどの人は食事の知識はなく、思いつきの食事を摂っていたといわれています。もちろん末光健一選手もそうでした。
噂では、
「末光選手は牛肉を生のまま1日に1キロ食べている」
「大豆を生のままでミキサーにかけて飲んでいる」
などと伝えられ、実際にそのようにしていたというのも事実のようです。
月刊ボディビルディングの1980年1月号に彼の食事法が掲載されていたのでご紹介します。
1971年にも月刊ボディビルディングに末光健一選手の食事ほうが掲載されましたが、このとき「1日に卵16個、牛乳12本、豆腐3丁、納豆2個、レモン6個、プロテイン20錠、消化剤20錠・・・」という内容だったようです。
しかし、1979年から80年にかけては、以下のとおり。
朝食 プロテイン大さじ4杯、はちみつ、バナナ1本、卵2個、にんにく、生ジュース、牛乳
間食 プロテイン大さじ4杯、卵1個、牛乳1本、クロレラ、ビタミンC
昼食 プロテインドリンク、果物2~3個、牛肉200g、ラーメン1杯
間食 プロテイン大さじ4杯、牛乳1本、クロレラ、ビタミンC
夕食 プロテインドリンク、果物2~3個、肉または魚、卵、ラーメン1杯
夜食 プロテイン大さじ4杯、牛乳1本、クロレラ、ビタミンC
総カロリー4905kcal、タンパク質体重1キロあたり4.5g、脂肪157.9g
各品目ごとにみると、卵8個、牛乳3L、牛肉類400g、プロテインパウダー200gとなります。
当時、末光健一選手はプロビルダーとして活躍されていて、体を維持するには食事に費用をかけるのは当たり前と考えていたようです。ちなみにこの当時、年齢は30代前半だったようです。
普通に考えると、この食事はやりすぎなんじゃないかと思うかもしれません。しかし、当時の彼のトレーニングはとてもハードなものでした。
週5回のハードトレーニング。限界ギリギリのトレーニングで1時間20分みっちり休まず続け、週末2日はランニング。それに加えて当時はアクションクラブに所属し、映画やモデル、CM撮影にも携わっていました。そのため、アクショントレーニングも行っていたということです。
末光健一選手は、この4年ほど前、つまり1976年ごろ?に2週間入院したそうです。理由は「毎日バーベルで体を酷使し、タンパク質が多い食事を摂っていたので、体に異常がないか心配になったから」という理由だったそうです。
当時の末光健一選手は、連日筋肉が痙攣し、ジムから自宅へ帰る路上で倒れ、救急車で運ばれることが何度かあったそうです。それほど毎日極限まで徹底して鍛え抜いていたのです。
しかし、検査の結果は「まったく問題なし。コレステロールも血圧も正常。あなたほどの完璧な内蔵はない」と言われたということです。
当時、彼はステロイドを使っていたのでは、という噂がありましたが、これについて次のように語っています。ちなみに当時はステロイドではなく、ホルモン薬と表現していたようです。
「実はホルモン薬(ステロイド)もほんの好奇心で使っていて心配だった」と語っています。ただし、使用したのはわずか2週間だったとのこと。そのこともあり、心配で先ほどの病院での検査を受けたと言っています。
「ホルモン薬は効かない。あれを飲んでもトレーニングをガンガンやってプロテインをしっかり多く摂らないと意味がないし、使用後の感じも悪かった。もちろんそれ以来きっぱりと止めている。私の体は努力で築き上げたものだ」と明言しています。
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